先週の日曜、最終日に行ってきました。
7月22日からやっていたそうなのですが、このイベントを知ったのがすでに金曜だったので、どうせなら最終日に行こうということに。
【砂曼荼羅の儀式についてはこちら 砂曼荼羅の写真もあります】
2時過ぎに護国寺に着いたのですが、もうすでに砂曼荼羅もバター彫刻も完成していてちょうど観音様を曼荼羅に招き祈願をする場面を体験することができました。
北インドからいらしたお坊さまたちの声明が響く中、
見学客たちはゆっくりと、砂曼荼羅の周りを時計回りに回ります。
(立ち止まって見るのではなく、回りながら見るのがスタイルなのだそう。
マニ車は自分がまわすけれど、
砂曼荼羅はまわせないから自分たちがまわるのかしら)
不思議なことに、非常に荘厳な気持ちになりました。
まさに宇宙を感じる、といったら大げさかな。
その後、すこし時間があったので、バター茶とクッキーをいただきました。
クッキーは、中華の揚げ物みたいな感じで、バター茶は、
お茶なんだけど香りがバター、後味はそんなにのこらないけど、
あましょっぱい、不思議な味でした。
そして、いよいよ、砂曼荼羅を壊す儀式へ。
人が多すぎて見えず、見えたときにはすでに半分砂に戻っていました。
あの、色鮮やかで繊細な絵(しかもところどころ立体的になっている)
だったとは思えないほど、ただのグレーの砂に。
残らず砂を壷に収め、見学客たちへ「お守り」として少しずつわけて頂き、
残りは近くの川へ流すということで、フサフサの黄色い帽子のお坊さまを目印に、
数百人がぞろぞろと神田川まで1kmほど着いていったのでした。
川、といっても、実際の川辺に降りられるところはなく、
橋の欄干から砂を濁った川へ戻し、川の水を竹筒で汲み上げる。
川のすぐ上には高速道路が走り、川のすぐ横にも大きな道路が通って
車の轟音が響く、土の道は見当たらず、人は携帯やカメラを向けることに熱中する…
お坊さまたちの目にはどんな風に映ったでしょうね。
不思議な国だと思われたでしょうか。
あんまりばしばし写真撮ったら失礼かなと思ったのですが、
(砂曼荼羅などは撮影禁止でした。
壊すことに意味のあるものだからなのでしょうね)
どうしてもフサフサ(の帽子)が気に入ってしまったのです。
撮らせていただいた写真は「ご利益がある」と思って大事にします
ちなみに、私は、まだ屋内にお坊さまがいらっしゃるときに
「はっ」とくだらないことに気づいてしまいました。(不信心で申し訳ない)
「く、くつした履いてはる!!!」
僧衣とおそろいのカラーの靴下を履いてらっしゃったのです。
なぜか、「あちら(インド)のお坊さまは裸足」という
勝手なイメージを持っていたのでちょっとびっくり。
しかも、おそろいの色なんてかわいい

(なんて言っちゃっていいんでしょうか…)
すると、「靴はどんなの履いてらっしゃるのかしら…」
と気になって気になって、川での儀式のときは足元に夢中でした。
(ソフトビジネスシューズやスニーカーを履いてらっしゃいました)
今回のイベントは、とてもおもしろかったです。
イベント、とか、おもしろかった、という言い方自体が
すでに「物珍しさ」から来てる感じがしてしまうのですが、
本場の北インドやチベットでは生きた行事なんだろうなぁと思いました。
日本は、昔に比べたらお祭りなんかにも参加する(見に行く、ではなくて)
機会が減ってきて、「体感する」というか、
自分もそのイベントの一部であるという意識を持ちにくい国に
なってしまったのかなとも思いました。
今度はぜひチベットへ行って、本場を体験してみたいな。
分けていただいた元、砂曼荼羅。ぱっと見グレーなのだけど、
よく見るといろんな色が混じっていて、
一粒一粒が「宇宙」という哲学を感じられます。